体脂肪の減らし方が理解できる！体脂肪が分解～燃焼するメカニズムとは

体脂肪を落としたい方は多いと思いますが脂肪がなさ過ぎても困ります。

体脂肪はカロリー不足になった際に分解されてエネルギーの基となります。

ただ、多すぎるのも人体に悪い影響がでるため適切な体脂肪率をキープする必要があります。

今回はどのように体脂肪が減っていくのかそのメカニズムについて記載したいと思います。

ゆみえさん

ぴょんちゃん
体脂肪率が高くて体脂肪を
何とか落としたい
体脂肪の落とし方知りたいわ

ぴょんちゃん

ゆみえさん
今回の記事は体脂肪を落とす

ために栄養も大事ってことが

分かると思います
記事を読んで今後のダイエットに

活かしてほしいです。

体脂肪率について
体脂肪が減るメカニズムについて
自律神経と体脂肪を燃やす関係性
まとめ

体脂肪率について

年齢別の体脂肪率について数値を以下に記載します。

平均体脂肪率（％）
標準（ー）

年齢	男性	女性
18～39	11～16	21～27
40～59	12～17	22～28

平均体脂肪率（％）
標準（ー）

年齢	男性	女性
18～39	11～16	21～27
40～59	12～17	22～28

体組成計の測定項目の見かたについて | タニタ

体脂肪が減るメカニズムについて

脂肪が燃焼するには3つの工程が必要です。

①酵素による分解

②運搬（遊離脂肪酸がミトコンドリアに運ばれる）

③エネルギーの消費

★ミトコンドリアとは
ミトコンドリアは遊離脂肪酸と酸素を合成してATP（エネルギー源）を生成します。

食事をした後、脂肪は中性脂肪として脂肪細胞に蓄積されます。

①酵素による分解
エネルギー不足になると脂肪細胞から酵素リパーゼの働きにより遊離脂肪酸とグリセロールに分解されます。

②運搬（遊離脂肪酸がミトコンドリアに運ばれる）
L-カルニチンにより遊離脂肪酸がミトコンドリアに運搬されます。

L-カルニチンとは
L-カルニチンは遊離脂肪酸と結合して脂肪酸をミトコンドリア内部に運搬する役割があります。

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③エネルギーの消費

ミトコンドリアでATP合成されたエネルギーを消費します。

ミトコンドリアは遊離脂肪酸と酸素を合成させて二酸化炭素と水とATPに変換してくれます。

つまり、脂肪の燃焼はミトコンドリアでおこっています。

有酸素運動すると脂肪燃焼に効果があると云われているのはこのためです。

コエンザイムQ10はミトコンドリアのATPを促す効果があると云われています。

体脂肪減少に大きく関わるミトコンドリアを増やす方法と減ってしまう原因について解説

体脂肪の減少にはミトコンドリアの活動が重要になってきます。前章（体脂肪が減るメカニズム）でミトコンドリアが体脂肪を減らすのにどう関係しているか解説しました。残念ですがミトコンドリアは加齢とともに減っていくことが...

注意したいのは分解された遊離脂肪酸とグリセロールですが消費されない場合、中性脂肪として再合成されます。

★コエンザイムQ10とは
コエンザイムQ10は体内で合成することが可能でミトコンドリアに貯蔵される化合物です。

コエンザイムQ10は加齢とともに減っていきます。

心臓・肝臓・膵臓・腎臓などのエネルギー消費量が多い臓器に多く含まれています。

心疾患・脳疾患・糖尿病・ガンなどの患者の方はコエンザイムQ10の血中濃度が低いとされています。

サプリメントからの摂取が可能です。

体脂肪減少に大きく関わるミトコンドリアを増やす方法と減ってしまう原因について解説

自律神経と体脂肪を燃やす関係性

★自律神経とは
自律神経は脳の視床下部の当たりにある神経で自分の意志と関係なく内臓の動き、体温、代謝などをコントロールする神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。

交感神経は日中に活発になる神経です。

副交感神経は睡眠、入浴などリラックスしている際に活動する神経になります。

自律神経は常に交感神経か副交感神経どちらかが優位になり切り替わりながら活動しています。

交感神経には食欲を抑えたり、脂肪燃焼させる働きがあります。

交感神経は副腎というホルモンを分泌する臓器よりアドレナリンを分泌させて脂肪を燃焼させます。

交感神経の働きが悪いと食べ過ぎてしまったり脂肪を溜めやすくなります。

交感神経の働きは体が慢性的に疲れていたり筋トレのし過ぎで体が疲弊している場合に働きが悪くなり脂肪燃焼効率が悪くなります。

ゆみえさん

体が疲れていると体脂肪は
燃えにくいのは意外だった
何をするにもほどほどが

良いようね。

まとめ

POINT

・脂肪分解するには消費カロリーが摂取カロリーを上回る状況を作るようにする

・体脂肪が減る工程には①酵素による分解②運搬（遊離脂肪酸がミトコンドリアに運ばれる）③エネルギーの消費が必要

・脂肪分解は酵素リパーゼの働きにより遊離脂肪酸とグリセロールに分解される

・L-カルニチンは遊離脂肪酸と結合して脂肪酸をミトコンドリア内部に運搬する

・ミトコンドリア内で遊離脂肪酸と酸素を合成させて二酸化炭素と水とATPを産生する

上記を読むことで体脂肪が減るメカニズムについて理解できたかと思います。

ミトコンドリア、L-カルニチン、コエンザイムQ10は加齢とともに減少するため加齢とともに太りやすくなります。

ミトコンドリア、L-カルニチン、コエンザイムを増やす方法については別の記事に記載があります。